知財を学びたいけれど、最初から参考書や講座を一式そろえるのは迷う。そんなときは、公的な教材で知りたい分野を確かめてから、必要な教材を追加する方法があります。
INPIT(工業所有権情報・研修館)が提供する「IP ePlat」は、知的財産を学ぶためのeラーニングです。本記事では、公式の案内を使い、自分の目的に合う教材を探す順序を紹介します。
情報確認日:2026年9月14日。公式案内の確認に基づく紹介であり、各動画を受講した体験レビューではありません。
IP ePlatはどのような教材か
IP ePlatでは、特許庁とINPITの知識・経験を基に作られた知財教材が提供されています。パソコンのほか、スマートデバイスでの視聴にも対応しています。INPITのホームページでは、知財に関するeラーニングを無料で提供すると案内しています。INPITの教材案内、INPITホーム
教材を探すときに便利なのが、公式の「学習ガイド」と「教材一覧」です。使い分けは、次のように考えると整理しやすくなります。
| 今の状態 | 最初に開くもの | 確かめること |
|---|---|---|
| 何から学ぶか決まっていない | 学習ガイド | 自分に近い対象者と学習目的 |
| 知りたい制度や用語がある | 教材一覧 | コース名、分類、改訂時期 |
| 仕事や試験で疑問が出た | 教材一覧と、その疑問の原典 | 説明の対象と、現在の制度との対応 |
この表は当ブログの利用提案です。公式に定められた受験カリキュラムではありません。
迷ったら、目的に近い学習ガイドから
INPITが2026年7月24日に案内した学習ガイドは、目的や対象者に合わせて既存コースを整理したものです。大学関係者向け、企業関係者向けなどの区分があります。企業関係者向けの対象には研究・開発担当も含まれ、基礎から学ぶ方の入口になります。公式学習ガイド
まずは、「試験を受けるため」「社内で知財の話を理解するため」「研究成果と知財の関係を知るため」のように、目的を一文で書いてみてください。
目的が違えば、急いで知りたい内容も変わります。たとえば、弁理士試験を検討している段階なら、制度の全体像をつかみ、学び続けたいと思える分野かを確かめる使い方が考えられます。研究開発の仕事との関係を知りたいなら、自分の業務で出てきた用語を説明できることを、最初の到達点にしてもよいでしょう。
最初から全コースの消化を目標にせず、「この説明を見たら、何を言えるようになりたいか」を先に決めると、視聴後の振り返りが具体的になります。
教材一覧では、改訂時期をセットで見る
2026年8月26日時点の公式教材一覧には、コースごとの最新改訂時期が記載されています。「2025年度初心者向け説明会」と「2025年度実務者向け説明会」も別の分類として掲載されています。教材一覧
ここで気を付けたいのは、一覧ページの更新日と、個々の教材の改訂時期を分けて見ることです。ページが最近更新されていても、すべての動画が同時に改訂されたという意味にはなりません。
また、タイトルに「概要」とあっても、初めて法律に触れる方向けなのか、実務の基礎知識がある方向けなのかで、視聴の負担は違います。選ぶときは、次の3点をメモしておくと後から確認しやすくなります。
- 教材名:何についての説明か
- 対象・分類:どの程度の前提知識を想定していそうか
- 改訂時期:自分が学ぶ年度と隔たりがないか
古い教材を見つけたら、その場で無価値と決める必要はありません。ただし、法改正に関係する箇所を試験の根拠として使う場合は、対象年度の条文や特許庁の現行資料へ戻って確認する、という手順を加えてください。
弁理士試験では、疑問を整理する補助教材に
当ブログでは、IP ePlatを過去問や条文の学習に組み合わせる使い方を提案します。今回の調査では、弁理士試験の全範囲を網羅しているか、どの程度の得点につながるかまでは検証していません。
たとえば、過去問を解いて「制度の目的が分からず、条文を読んでも頭に入りにくい」と感じたとします。そのときは、次のように疑問を絞って利用します。
- 分からなかったことを、一つの質問にする。
- 関連する教材の対象と改訂時期を確かめる。
- 説明を参考に、自分の言葉で短く整理する。
- 元の条文と問題に戻り、正誤の根拠を確かめる。
「動画を見終わった」だけで復習を終えると、具体的な問題で迷った理由が残ることがあります。最後に元の問いへ戻るところまでを、一回の学習にする考え方です。
講義・演習・添削など、自分に不足する学習機会を検討する段階になったら、弁理士試験予備校の選び方も参考にしてください。必要な範囲が見えてから比べると、教材の重複を避ける判断もしやすくなります。
続けるために、視聴記録を短く残す
学習ガイドでは、ユーザー登録による学習履歴の確認や、中断箇所からの再開が案内されています。公式学習ガイド
自分のノートにも、「教材名/改訂時期/確認したい問い/分かったこと/残った疑問」の5項目を残しておく方法があります。長い要約を作るより、次にどこを確認するかが分かる記録を目指します。
利用料金や機器・通信環境については、利用時の公式案内を確認してください。参考規約では、機器等の準備は利用者側で行うこと、登録時には最新の規約を確認することが案内されています。利用規約(参考)
最初の一歩は、公式学習ガイドを開き、自分の目的に合うコースを一つ選ぶことです。教材名と改訂時期、解消したい疑問をメモしてから学び始めてみてください。
本記事は公開資料を基に作成し、AIを調査・執筆の補助に利用しています。
